パニック障害を克服した話

以前の記事で「パニック障害だったよー」って事に少し触れていたので、克服した時のお話をしようかと思います。

あの時期は本当に辛かったんですが、今までの生活習慣や体調を見直すきっかけにもなったので結果的には良い経験だったのかなと思っています。。

個人的すぎる話なので参考になるかどうかはわかりませんが、症状で悩んでいる方は読んでいただければ幸いです。

それでは行きましょう!

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パニック障害と診断されるまで

デザイナーになる前、携帯の契約関連の仕事をしていた時期がありました。
当時の仕事内容はざっくり以下のような感じです、

  1. 契約書のチェック
  2. 不備があった場合、代理店へ電話し問い合わせ
  3. 契約書を専用ソフトを使って処理を行う。
  4. 1.へ戻る

ある日、代理店へ電話をする時に声が震えて出なくなるという異変が起こります。
電話越しの相手も忙しいのでモタモタしてられず、震え声や裏返り声を出しながらもなんとかそのタスクを終えることができました。

翌日の仕事では夕方までは問題なく進める事ができていましたが、疲れてくると同様の異変が頻繁に起こるようになってきたんですね。。。

異変が起きている時の身体の状態を説明すると、激しい動悸と胸が苦しく声がでない状態
しかも、何度もこの異変が発生するので常にこの症状への恐怖を抱えているという状態が続きました。

何かがおかしいと思い、医療サイトで自己診断をしてみたら「SAD(社会不安症)」である可能性が高いとでました。

たまぶー
たまぶー

病気なら治せる!!

と思い、それが心療内科へ行くきっかけとなりました。

診断の結果「パニック障害」であることがわかりました。

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心療内科で診察

心療内科では、「木の絵を描いてください」と言われ問診票と紙と鉛筆を渡されます。

精神的には正常なんだけど。。。と思いながらも言われたとおりに描いた訳ですが、最後まで何の意味があったのかよくわからなかったですね。。

そんなわけで、診療自体は普通で問診と薬での治療が開始しました。

服用していた薬

実際服用していたのは下記の薬です。

  • リーゼ錠
  • ソラナックス
  • デパス

不安や緊張を和らげる系の一般的な薬ですね。
上記の薬は胃が荒れてしまうので、一緒にナウゼリンという胃薬も処方されます。

他に処方されていた気もしましたが、最終的にはリーゼとソラナックスに落ち着きました。

薬での治療

薬は効果がありパニック発作は減っていきました。
ただし、100%無くなることはなく発作が起こることもしばしば。。。

しかも、薬を飲んだ後はとにかく眠い、身体がダルい、そしてものすごく気持ち悪い。。
デパスは飲んだ後に戻してしまうことがあったので、途中でソラナックスへ切り替わったんですが変わらず気持ち悪さはありました。
副作用ってやつですね。。

その後、半年ほど服用していましたが、症状は抑えられているだけで治っている感覚がありません。

そして、楽しいや怒りといった感情に鈍感になっている事に気が付きました。

たまぶー
たまぶー

これって、薬で脳を騙してるだけじゃない??

実際は騙してるだけかどうかわかりませんが、
治る感覚がないため自分で行動しないと!みたいな意識になったんですな。

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運動を始める

学生の頃「身体を休ませるには休息、心を休ませるためには運動」といった事を保健体育の授業で習った事を思い出しまして、

たまぶー
たまぶー

心の病気なら運動で改善されるに違いない!

と思い運動を始めることにしました。
単純ですね笑

ジョギングを始める

当時の仕事は長時間座りっぱなしもあり運動不足を感じておりました。

ジムに通うのも面倒ですし、機材が不要で爽快感があってすぐ取り組めそうなもの。。。
と、消去法でジョギングを始めることにしました。

とはいえ、ルールを定めないと行動を継続できない性格なので

  • 2日に1回行う
  • 1回の距離は5km
  • コンディションが悪い日は1km,3kmの区切りで終了も許容

というルールを定めてはじめました。

ジョギングの効果

ジョギングはものすごい効果がありました。
簡単に紹介していきますー。

1ヶ月目

薬を辞めてから暫くは発作の頻度が増えていたのですが、1ヶ月経ち始める頃には薬を服用していた時と同じ程度の頻度へ発作が減りました。

この時期は、人が大勢いる場所に行くと発作が起きやすくなっていて、環境によっては普通に発作は起こるという感じでした。

特に、通勤時の電車は8割くらいの確率で発作が起こるという状況。

3ヶ月目

緩やかではありますが、更に発作の頻度が減っていきました。
ただ、発作が来るのでは?という不安自体はなくならずといった感じ。

環境によって出る発作も1ヶ月目とさほど変化は見られない感じですが、良くなっているという感覚だけはありました。

6ヶ月目

発作の頻度もかなり減っていて、発作への不安感はあるものの以前ほど敏感に反応しなくなるようになりました。

環境による発作は、通勤時の電車で4割くらいの確率までに減少。

12ヶ月目

殆ど発作が怒らないところまで回復。
発作への不安は若干残るものの、殆ど気にならなくなりました。

たまーに発作らしきものがあっても少し休めば収まる程度の小さいもので辛さもかなり減りましたね。。

環境による発作も改善し、電車に乗る恐怖も殆ど無くなるまで行きました。

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運動とパニック障害

後々知ったことなのですが、
有酸素運動はセロトニンの分泌を活性化することがわかっています。

セロトニンは精神を安定させる働きをする脳内神経伝達物質だそうで、精神安定剤と似たような分子構造になっているとのことです。

パニック障害はセトロニンの低下によって引き起こすと言われていて、運動による治療が最も効果が高いとのことでした。

また、ジョギングすることで身体が適度に疲れるのでぐっすり眠れるようになりパニック障害克服の助けになりました。

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そして克服へ。。。

そして今では、パニック発作はなくほぼ克服しました!

まぁ、人格が変わるわけではないので、
少しビビり気味、少し不安になりがちな性格によるものは残りますが、

そういったものは、不安対策でどうにでもなるのでそれほど気にならなくなりましたね。

運動によるメリットはメンタルの改善だけではなかったので、

  • 散歩
  • 有酸素運動
  • 筋トレやHIIT

といった運動は毎日続けています。
おすすめですよ!

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まとめ

結論としては、運動することでメンタル改善されるよ!!ってことですね。
マインドセットも結構大事で、改善に向かっているという意識がないと行動へ移すのが厳しくなってくるので、そのあたりも意識する必要があるかもしれません。

ただ、この世に絶対という事はありません。
運動をすれば必ず治るという事でもないですし、我慢して時間かければ自然に治るというものでもありません。

症状に悩んでる方は、必ず専門医に相談の上治療に励んでいただければと思います。

僕のこの経験が誰かの助けになれれば幸いです。
それでは!

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