加齢や食事によって蓄積され、さまざまな健康リスクを引き起こすことが知られているAGE。
本記事では、AGEについて詳しく解説し、AGEの蓄積を抑えるための対策について考えていきたいと思います。
この記事は、
- 健康や美容に興味がある人や、加齢や生活習慣病の予防に関心がある人
- 食生活について改善を考えている人
- 老化による体の変化に悩んでいる人
にぜひ読んでいただければと思ってます。
では行きましょう!
AGEとは
AGEといきなり言われても、聞きなれない言葉だし何のこっちゃですので簡単に説明を記載します。
AGE(Advanced Glycation End products)とは、糖化終末産物と呼ばれる、加熱や加工によって生成されるタンパク質と糖が反応した化合物です。
重要なのは名前ではなく、AGEは食事によって過剰摂取をしやすく体内の蓄積によって健康に大きな影響を及ぼすということです。
では、どんな健康への影響があるのでしょうか?
AGEがもたらす健康への影響
AGEは、血管や臓器の機能低下、動脈硬化、糖尿病、腎臓病、老化、炎症、神経変性疾患など、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。
また、皮膚のハリや弾力の低下、血管の硬化、関節の動きなどにも影響があるということから、老化を促進する物質と考えられています。
AGEは厄介なことに体内から排出するのが難しいため、体内に蓄積させないよう日常的な食生活で摂取量を調整していかないといけません。
病気に老化、こわいっすねぇ。。
AGEを多く含む食品
AGEは値で測定できるものなので「食品 AGE値」とかで検索し調べることができます。
少しだけ紹介すると
品名 | 分量 | AGE値 |
コーヒー(ミルクと砂糖入り) | 250ml | 2.4 |
りんご | 100g | 13 |
鶏肉(唐揚げ) | 90g | 9,732 |
フランクフルト(直火焼き) | 90g | 11,270 |
ベーコン | 13g | 91,577 |
と、AGEはさまざまな食品に含まれているため完全に避けることは非常に難そうです。
ただ、1日に許容できる数値は1,5000程度と言われているので、できる限り過剰摂取しないよう意識的に食品を選んでいくことが重要になってきます。
AGEが多く含まれる食品は大きく分けると以下のようなものなので、できる限り避けていきましょう。
- 脂肪分の高い食品:油で揚げたものや高脂肪な肉、乳製品
- 糖分の多い食品:加工食品や菓子類、糖分が多く含まれる飲料
- グリルや焼き鳥、ステーキなどの直火焼き料理
- 焼き菓子や揚げ物、焼き魚の皮、チーズなどの加熱処理が多い食品
- 長時間保存された調理済み食品や加工肉、チーズ、缶詰などの加工食品
残念ながら全部美味しい系の食べ物なんですよね。。。
偏食気味な方はマジで危ないので気をつけてください。
AGEを減らす食事方法
AGEを多く含む食品を見て気が付くと思うのですが「調理法」が重要なんですよね。 高温調理が原因で糖とタンパク質が合成しちゃうんで、揚げ物や焼き物は避けていきたいところです。
AGEを減らすためには以下の事を注意しましょう。
水分を多く含む調理法を選ぶ
AGEは乾燥熱によって生成されることが多いため、水分を多く含む調理法を選ぶことで、AGEの生成を抑えることができます。
代表的な調理法としては、蒸し料理や煮込み料理、スープ料理などが挙げられます。
低温調理をする
AGEは高温によって生成されるため、低温調理をすることでAGEの生成を抑えることができます。
低温調理としては、スロークッカーや湯煎、オーブンを低温で使用するなどがあります。
酸化に強い食材を選ぶ
AGEは酸化によって生成されるため、ビタミンCやビタミンEが豊富な食材を使用することや、酸化を促進する食材を避けることが挙げられます。レモンやブロッコリー、ほうれん草などがいいですね!
食材の皮や表面を取り除く
AGEは食材の表面に多く含まれるため、食材の皮や表面を取り除くことでAGEの摂取を減らすことができます。
野菜は皮をむいたり、魚は表面を洗ったりすることが有効です。
他にも、加熱時間を短縮する、生の食品を選ぶというのも効果があるので試していきたいところです。
まとめ
AGEという老化物質は、私たちの体内で蓄積されることで加齢や糖化ストレスを引き起こし、健康に悪影響を与える可能性があるというお話でした
適切な食材を選び、調理を工夫しAGEの蓄積を抑えて健康を維持するように心がけていきましょう!